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6階級制覇王者 オスカー・デラ・ホーヤ

1990年代のボクシング界は今、回顧するに特筆すべきスター選手がいなかった時代の様にも思えます。
 
1970年代のM・アリ、R・デュラン、1980年代のレナード、ハーンズ、タイソンといった煌びやかな強くて人気のあるボクサーが少なかった気はします。
 
ただ強さは別としてこのオスカー・デラ・ホーヤは人気の面では上記の選手並みではありました。
 
それはルックスもありますけど彼のマチョイズムに起因すると思えます。
 
例えばアリやレナードなんかは必ず勝てる要因、分析を陣営が計算して勝てる試合をモノにして、素人や関係者を驚かせるような奇跡の番狂わせを起こしましたけどこのボクサーは明らかに勝てる要因の少ない相手に玉砕覚悟で挑む日本人好みなマッチメイクをしてしまう処にあります。
 
さすがにミドル級まで階級を上げてB・ホプキンス(私は歴代でも最強のミドル級だと思う)にチャレンジした時は驚きました。
 
ボディが弱い弱点はあったもののウェルター級時代の12Rになっても無酸素ラッシュをして対戦相手を徹底的に追い込み連打出来る攻撃力は多くの難敵を撃破して1990年代に限って言えば一番ドラマティックに魅せるボクサーでしたね ♪