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今日も息をしています

初代タイガーマスク(佐山聡)


初代タイガーマスクに憧れ、熱狂した少年少女は日本中に大勢いたと思う。

とにかくスピードがあって格好良く、強くそしてマスクマンで正体不明という設定はちびっ子達の黄金パ

ターンで好きになる要素が備わっている。

当時、高校生だった私はえー劇画のタイガーマスクの覆面レスラーかよ。しょぼい奴ちがうのーというの

が正直なところでした。

しかし動きがマジで鈍重なヘビー級プロレスと比べて段違いに速かったので、ビックリした記憶がある。

力道山の頃にプロレスを観て、こんなんショーやと看破していた私の両親もタイガーの試合は褒めていましたね。

で、私がいつも感じたのは中の正体の人は運動神経抜群で、体操の元選手なのかなあーと思ったことである。

入場時にコーナーポストにスクッと立つバランス感覚、動画にはありませんが反対側のロープの反動を利

用してプランチャーにいく寸前、リング下の対戦相手がよけたと分かるとセカンドロープとサードロー

に両腕をかけてターンしてリング下に飛ばず、リングの中に戻るのが凄かった。

こんな動きを見せるレスラーは今まで観たことありませんでした。

因みにタイガーマスクこと覆面レスラーになる前の佐山聡は英国マットでサミー・キック・リーというリングネームで活躍していたらしい。

要はブルース・リーみたいなレスラーだったということでしょう。

そのファイトスタイルを観て、梶原一騎と猪木がタイガーマスクとして新日本プロレスの看板選手になっ

てもらったと思うのだがここまでの空前のブームになるとは予想しなかったと思う。

一説によるとタイガーマスクのお陰で、TV視聴率、グッズ売上等で猪木はアリ戦で抱えた10億ともい

われた借金を完済したというのだ。まあそのくらい当時、日本中を席巻した名レスラーでしたね ♪