気ままに気楽に

今日も息をしています

ベストPV in 気ままに62 Ocean Colour Scene - Profit In Peace


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傑作2作が続いた後は少し感傷的にメランコリックになったりするものか?。

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オーシャン・カラーシーン(以下OCS)がいわゆる日本の音楽リスナーに認知されて

メジャーシーンに出てきたのは1999年であると言いたい。

当時の若者の洋楽離れが加速する中でこういう渋いUKサウンドは敬遠されがちであった。

ただ批判的な意味合いでこの4作目のアルバム「ワン・フロム・モダン」なんかの音を称してスタイル・カウンシルの焼き直しという声もあったのは事実。

俺の中ではスタカンと一緒にしてくれるなという心の声もあったのですが、聴く人によれば似通ったサウンドらしい?

そんなにPOPな印象はないんですけどね。

ところでこのバンドはおそらく日本びいきであろうと思われる。

この曲は反戦歌であるのだが、バンドのドラマーの口癖から想起してヴォーカルのサイモン・ファウラーが作り上げたと言われている。

Fight No More!と連呼しながら平和には利益はない、戦争は終わらないだろうと諦念に近い感情を歌い上げている。

このPVは日本でロケしたそうだが、彼らの日本に対しての印象が述べられているような気がする。

それは2000年以上の伝統がありながら、第二次大戦で壊滅したのにも関わらず目覚ましく産業発展してきた奇跡の国であるという俺の観方はうがちすきか?

いずれにせよLed ZeppelinにせよOCSにせよJohn Lennonにせよ日本という国に友好の意志を示しZepなんかは初来日の際に広島におとづれて、原爆被害者に哀悼の意を捧げたという日本のリスナーからしたら嬉しくも泣けるエピソードも想起させてくれる。

アルバムのオープニングを飾る俺にとっての反戦曲の名曲の一つである。

映像もよって伝統とテクノロジーがバランスよく融合されて素晴らしい。

Ocean Colour Scene - Profit In Peace